債務整理2

債務整理をするときに、家族に知られたくない・・・という方は多いのではないでしょうか。結論からいえば、場合によっては家族に知られることなく債務整理を行うことは可能です。債務整理を行ったとしても、債権者や裁判所から家族あてに直接連絡がいくことはないからです。

ですが、たとえば家族が連帯保証人となっている場合は、債務者が債務整理をした時、債権者から連帯保証人である家族に請求がいくことになります。連帯保証人などになっていない場合であっても、債務整理のため裁判所に出向く場合や、弁護士の方との連絡を家族から全く見られずに行い、手続きを進めていくのは難しいことではないでしょうか。また、自己破産や個人再生を行う場合は、裁判所から同居家族の収入を証明する書面や通帳のコピーなどを資料として求められる場合もあります。こうした事情を考えると、家族に知られずに進めるには多くの困難が予想されます。

債務整理の方法にもよりますが、ブラックリストに載ったり、クレジットカードが作れなくなったりなどの、制限がかかる場合も多いですし、時には財産を手放さなければならない場合もあります。つまり、生活していくなかのさまざまな場面で家族に知られる可能性があるのです。細心の注意を払って手続きを進めれば、知られずに債務整理を行うことは可能かもしれませんが、やはり正直にすべてを打ち明け、ともに乗り越えていけるようにするのがベストといえるでしょう。




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